BMW F20 ウォッシャー出ない故障修理

「急にウォッシャーの反応が無いんで見て下さい!!」とのご連絡を貰い、急遽ご入庫頂きました。直近ではオイル交換でご利用頂いておりましたが、普段使いでウォッシャーをよく使うとの事ですので、早速診断していきました。

エンジンフードを開けた左奥にウォッシャーの注ぎ口があるので、丁度この下にタンクとポンプがあります。先ずはスイッチでの作動をさせてもポンプの音がしない・・・・

ポンプの故障はよくある事例ですが、内部まで点検していきます。

ウォッシャーポンプの場所は、右フロントタイヤを外した更に奥にウォッシャータンクがあり、そこから取り外したタンク本体に取り付けられています。

ウォッシャータンクの全貌です。結構大きい上、手元にウォッシャーポンプがありますが、取り外すとなるとそこそこ大変です。

単体にして点検した所、コネクタ端子の2極間で抵抗値∞でしたので本体不良と判断致しました。

今回は社外部品にて対応しましたが、問題なく装着可能で復旧後の作動も良好でした。

さて普段は交換して終了なのですが、今回はポンプ内部を見てみました。

右側の黒いケースを2分割で割ってみると、左側のモーター本体が出てきましたが、サビだらけでスゴイことになっていました。

もともとこのモーターが回転することでシャフトに接続されている”インペラ”で吸い上げて、ウォッシャーを吐出する構造みたいなのですが、シャフトの根本にサビが集中しているので、ここから浸水した可能性が高いです。

ケースの中です。シャフトが貫通する穴はパッキンの構造になっていましたが、やはりゴム製品ですのでヘタリや硬化などを経て破損します。

細かい所まで見ていきましたが、意外な理由で不具合が起こるケースもあります。特に輸入車は正常品との付替えや新品への交換で初めて原因特定される場合がありますので、トラブル回避の上でも予想される不具合箇所はなるべく交換する方向でお勧めさせて頂いております。